「これから音楽を始めたいけれど、バイオリンとピアノ、どちらにしようか迷っている」
「子供に習わせるなら、どっちが続けやすいの?」
音楽教室に通おうと考えたとき、この二つの楽器は必ず候補に挙がる王道の存在です。しかし、いざ始めるとなると「どちらが難しいのか」は非常に気になるポイントではないでしょうか。実は、この二つは「難しさの種類」がまったく異なります。
どちらも奥が深く、プロを目指すレベルになれば並大抵の努力では到達できません。しかし、趣味として楽しむ段階や、初心者が最初にぶつかる壁には明確な違いがあります。この記事では、それぞれの楽器が持つ特性や難易度を、さまざまな角度から徹底的に比較していきます。
バイオリンのブログとして、弦楽器特有の事情も交えながら、ピアノとの違いをわかりやすく解説します。これから新しい趣味を見つけたい大人の方も、お子様の習い事を検討中の方も、ぜひ楽器選びの参考にしてください。
バイオリンとピアノ、習い始めはどちらが難しいのか

楽器を始めたばかりの「初級者」の段階において、バイオリンとピアノの難易度には大きな差があると言われています。一般的に、「入り口が狭く、奥が深い」のがバイオリン、「入り口は広く、奥が深い」のがピアノだと表現されることが多いです。
まずは、音を出すことそのものや、メロディを奏でるまでの最初のステップにおける違いを見ていきましょう。ここで挫折してしまうかどうかが、楽器を続けられるかの最初の分かれ道になります。
音を出すまでのハードル
ピアノという楽器の最大の特徴は、「鍵盤を押せば誰でも正しい音が出る」という点です。指一本で「ド」の鍵盤を叩けば、プロのピアニストが弾いても、今日初めてピアノに触る子供が弾いても、高さとしての「ド」の音は同じように鳴ります。
これは初心者にとって非常に大きなメリットです。初日から「きらきら星」などの簡単なメロディを指一本で弾いて楽しむことができます。「弾けた!」という達成感をすぐに味わえるため、モチベーションを維持しやすいのがピアノの魅力と言えるでしょう。
一方、バイオリンはそうはいきません。初心者が最初に直面するのは、「まともな音が出ない」という衝撃的な事実です。弓を弦に当てて擦るだけでは、美しい音色どころか、キーキーという不快なノイズ(擦過音)しか鳴らないことも珍しくありません。
バイオリンで美しい音を出すためには、弓を持つ右手の脱力、弦に対する弓の角度、そして適切な圧力とスピードのコントロールが必要です。これらがピタリとはまった瞬間に初めて、楽器全体が共鳴する豊かな音が生まれます。
初心者のうちは、ただ「ド」の音を長く伸ばすだけでも一苦労です。ピアノのようにボタン一つで解決しないため、最初の数ヶ月は音作りだけで終わってしまうこともあります。
このように、音を出すというスタートラインに立つまでの難易度は、圧倒的にバイオリンの方が高いと言えます。しかし、苦労して出した美しい音色の感動は、バイオリンならではの特別な体験です。
正しい音程をとる難易度
音程(ピッチ)の正確さに関しても、二つの楽器には決定的な違いがあります。ピアノは、調律師によってあらかじめ正しい音程にチューニングされています。演奏者がどれだけ強く弾こうが弱く弾こうが、「ミ」の鍵盤を押せば正確な「ミ」の音が鳴る仕組みになっています。
そのため、ピアノ初心者は音程の心配をする必要がありません。楽譜通りの鍵盤を押さえさえすれば、正しいメロディが成立します。これは音楽の構造を学ぶ上でも非常に有利な点です。
対照的に、バイオリンにはギターのような「フレット(指を押さえる場所を示す金属の突起)」がありません。ツルツルの指板の上に、自分の感覚だけを頼りに指を置かなければならないのです。
指の位置がわずか1ミリずれるだけで、音程は微妙に狂ってしまいます。これを「音痴」な状態と言いますが、バイオリン初心者は自分で正しい音程を作らなければならないため、常に耳を使って音を確認し、指の位置を修正し続ける必要があります。
初心者のうちは、自分の出している音が合っているのかどうかも判断がつかないことが多く、先生に「高い」「低い」と指摘されながら感覚を養っていきます。この「音程を作る作業」が、バイオリンの難易度を大きく引き上げています。
楽器を構える姿勢と身体への負担
楽器を演奏する際の「姿勢」についても触れておきましょう。ピアノは椅子に座って演奏するため、日常生活に近い自然な姿勢で取り組むことができます。もちろん、上達すれば体重のかけ方や体幹の使い方が重要になりますが、少なくとも「座って手を前に出す」という動作に無理はありません。
一方で、バイオリンの構え方は、日常生活ではあり得ない不自然な姿勢を強いられます。左肩と顎で楽器を挟み、左手は高く上げ、手首をひねって指板を押さえる。そして右手は長い弓をコントロールする。この左右非対称な動きは、身体に大きな負担をかけます。
特に大人の初心者にとって、この「構え」こそが最大の難関になることが多いです。
首や肩、背中が痛くなることは日常茶飯事で、リラックスして弾けるようになるまでには長い時間がかかります。無理な力が入り続けると腱鞘炎などのトラブルにもつながるため、身体の使い方そのものを習得する必要があります。
楽譜の読みやすさと譜読みの難易度を比較

楽器の操作だけでなく、楽譜を読むこと(譜読み)に関しても、バイオリンとピアノでは求められる能力が異なります。「ピアノを習っていた人は楽譜が読める」とよく言われますが、そこには明確な理由があります。
ここでは、視覚的な情報処理の難しさや、脳にかかる負荷の違いについて解説します。
ト音記号とヘ音記号の違い
バイオリンの楽譜は、基本的に「ト音記号(高音部記号)」の一段のみで書かれています。これは、バイオリンが高い音域を担当する楽器であり、同時に一つの音(単音)しか出さないことが多いためです。
楽譜の見た目はシンプルで、メロディラインを追っていくだけなので、初心者でも比較的早く楽譜を目で追えるようになります。横に流れる時間を意識すれば良いため、視線の移動もスムーズです。
一方、ピアノの楽譜は「大譜表」と呼ばれ、右手が弾く「ト音記号」と、左手が弾く「ヘ音記号(低音部記号)」の二段で構成されています。ピアノを始めたばかりの人が最初に苦戦するのが、この「ヘ音記号」の存在です。
ト音記号の「ド」の位置と、ヘ音記号の「ド」の位置は異なります。ピアノ演奏者は、この二つの異なる言語のような記号を同時に読み取り、左右の手で別の動きをしなければなりません。
バイオリンからピアノに転向した人が一番困るのが、このヘ音記号です。「低い音がすぐに読めない!」という悩みは、多くの奏者が経験します。
譜面を読むための基礎知識や情報処理能力という点では、ピアノの方が圧倒的に高いレベルを要求されます。
同時に鳴らす音の数と情報量
楽譜を読む難しさは、「同時にいくつの音を処理するか」にも直結します。バイオリンは基本的に旋律楽器であり、一度に出す音は一つです。高度なテクニックとして「重音(2つ以上の音を同時に弾く)」もありますが、基本は単一のメロディラインを歌うように奏でます。
それに対してピアノは、和音(コード)の楽器です。右手でメロディを弾きながら、左手で伴奏やベースラインを弾きます。時には10本の指をフルに使って、一度に5個も6個もの音を鳴らすことがあります。
楽譜を開いたときの「音符の黒さ(密度の高さ)」は、ピアノの方が圧倒的です。縦(和音)と横(時間軸)の情報を瞬時に処理し、それを10本の指に指令として送る。この脳の処理速度は、ピアノならではの難しさと言えるでしょう。
ただし、バイオリンの楽譜が簡単かというと、そうとも言い切れません。バイオリンの楽譜には、指番号や弓のアップ・ダウン、弦の指定、表情記号などが細かく記されています。音符の数は少なくても、「どう弾くか」というニュアンスの情報量は非常に多いのです。
譜めくりのタイミングと暗譜
演奏中の実務的な問題として、「譜めくり」があります。ピアノの場合、音符の数が多いため、一曲の楽譜が何ページにも及ぶことがよくあります。演奏中に手を離してページをめくるのは至難の業で、タイミングを間違えると演奏が止まってしまいます。
そのため、ピアニストは長い曲を完全に記憶する「暗譜(あんぷ)」を求められる機会が非常に多いです。膨大な数の音符をすべて頭に入れるには、相当な時間と分析力が必要になります。
バイオリンの場合も協奏曲やソナタなどの大曲では暗譜が必要ですが、オーケストラや室内楽では楽譜を見ながら演奏することが許されています。また、メロディラインが主体のバイオリンは、楽曲の流れとして覚えやすい側面もあります。
ピアノには「譜めクリスト」という、ページをめくる専門の役割が存在するほど、楽譜の量は膨大です。一人で全てをコントロールするピアノならではの孤独な戦いがそこにあります。
上達するにつれて感じるそれぞれの「壁」

初心者の段階では「音が出るピアノ」と「音が出ないバイオリン」という差がありましたが、中級者・上級者へと進むにつれて、難易度の質が変わってきます。ある程度弾けるようになってからぶつかる「壁」は、どちらの楽器も非常に高く、険しいものです。
ここでは、上達の過程で多くの学習者が悩み、苦労するポイントを4つの視点から比較します。
バイオリンの弓使い(ボウイング)の奥深さ
バイオリンにおいて「右手の技術(ボウイング)」は、演奏の命とも言える要素です。左手で正しい音程を押さえられたとしても、右手の弓の動かし方が悪ければ、感動的な音色は生まれません。
弓を動かすスピード、弦にかける圧力、そして弓を弦に当てる場所(駒寄りか指板寄りか)。この三つの要素を無限に組み合わせることで、バイオリンは多彩な音色を作り出します。
「バイオリンは右手で歌う」と言われるほど、表現力のすべてはボウイングにかかっています。
しかし、このコントロールは極めて繊細です。緊張して腕が震えれば、それがそのまま音の震えとして伝わってしまいます。自分の感情や呼吸と弓の動きを一体化させる技術は、一生かけて磨き続けるものであり、ここにバイオリン最大の難しさと面白さがあります。
ピアノの左右非対称な動きと独立性
ピアノの中級以降で立ちはだかる最大の壁は、「左右の手の独立」です。初心者のうちは、右手がメロディ、左手が単純な伴奏という役割分担ですが、レベルが上がるとそう単純ではなくなります。
例えば、右手は3連符を弾いているのに、左手は4分音符を弾くといった「ポリリズム」や、左右の手が絡み合うような複雑なパッセージが登場します。さらに、内声(メロディとベースの間の音)を弾き分けるなど、指一本一本に異なる音色や強弱を求められるようになります。
脳の指令系統を完全に分離し、左手と右手があたかも別の人格を持ったかのように動かす技術。これはピアノ特有の難しさであり、多くの学習者が練習を重ねて身体に叩き込む必要がある部分です。
表現力を磨く段階での違い
「表現力」という観点でも、難しさの性質が異なります。ピアノは打弦楽器であり、一度発した音は減衰(小さくなっていく)する運命にあります。音を出した後から音量を大きくすることは物理的に不可能です。
そのため、ピアノで歌うようなフレーズを作るには、音と音のつながりや、タッチのタイミング、ペダリングの微細な調整など、一種の錯覚を利用した高度な技術が必要になります。「音が消えていく楽器で、永遠の歌を表現する」のがピアノの芸術性です。
一方、バイオリンは持続音を出すことができる楽器です。一つの音を弾いている最中に、さらに音を大きくしたり、ビブラートをかけて揺らしたりと、音を自由自在に加工できます。
自由度が高いということは、それだけ「やれること」が多く、迷いが生じやすいということでもあります。どのような音色で、どの程度ビブラートをかけるか、その選択肢の多さが奏者を悩ませます。自分の声のように直接的に感情が音に乗る分、精神状態が演奏にダイレクトに反映される怖さもあります。
アンサンブルや合奏での役割の違い
最後に、他者と演奏する際の難しさです。バイオリンは、オーケストラや弦楽四重奏など、基本的に「誰かと合わせて弾く」ことが多い楽器です。
周りの音を聴きながら自分の音程を微調整し、隣の人と弓の動きを合わせる協調性が求められます。自分だけが目立とうとすると全体のハーモニーが崩れてしまうため、「空気を読む」「調和する」という社会的なスキルも演奏技術の一部となります。
ピアノは楽器の王様と呼ばれ、一台でオーケストラのような響きを作れるため、基本的に「ソリスト」として完結しています。誰かと合わせる機会は連弾や伴奏に限られ、多くは自分一人の世界を構築します。
そのため、ピアニストがいざ伴奏や室内楽を行うと、「相手の呼吸を感じる」「主役を立てる」という、普段とは異なるスキルに苦労することがあります。孤独に技術を突き詰める強さと、他者に寄り添う柔軟性、それぞれの楽器で求められるマインドセットが異なるのです。
練習環境や楽器の維持管理にかかる手間

楽器の難しさとは少し違いますが、続ける上でのハードルとして「環境」や「お金」の問題は避けて通れません。生活スタイルによっては、ここが最大の難関になることもあります。
音量と防音対策の必要性
バイオリンもピアノも、生楽器である以上、音量は非常に大きいです。日本の住宅事情、特にマンションやアパートでは、近隣トラブルを避けるために防音対策が必須となります。
ピアノは床に直接置くため、打鍵音(コトコトという振動)が階下に響きやすく、防音マットや防音室の導入が必要になるケースが多いです。ただし、近年は「サイレント機能付きピアノ」や、タッチの良い「電子ピアノ」が普及しており、ヘッドホンを使えば夜間でも練習可能です。
バイオリンは、音が耳元で鳴るため高音が響きますが、振動が床を伝わることは少ないです。「金属製のミュート(消音器)」を駒に取り付ければ、テレビの音量程度まで音を小さくすることができます。
持ち運びができるバイオリンは、カラオケボックスやスタジオに持って行って練習することも可能です。この「場所を選ばない」という点では、バイオリンの方に分があると言えるでしょう。
調律と日々のメンテナンス
楽器の維持管理についてはどうでしょうか。ピアノは非常にデリケートな楽器ですが、日々の調整を自分で行うことはまずありません。半年に一度や一年に一度、プロの調律師にお願いしてメンテナンスしてもらいます。
この調律代(1回1万5千円〜2万円程度)はランニングコストとしてかかりますが、普段は蓋を開けて弾くだけなので、手間はかかりません。
バイオリンは、演奏するたびに自分で「チューニング(調弦)」をする必要があります。気温や湿度の変化でペグ(糸巻き)が緩んだり、演奏中に音が狂ったりするのは日常茶飯事です。また、松脂(まつやに)を弓に塗る、弾き終わったら弦の汚れを拭き取るなど、毎回の儀式のような作業が必要です。
さらに、弦は消耗品なので数ヶ月に一度は数千円〜1万円かけて交換し、弓の毛も定期的に張り替えなければなりません。日々の手入れという点では、バイオリンの方が圧倒的に手間がかかります。自分の楽器を自分で育てる意識が必要です。
楽器の価格帯と購入のハードル
初期費用のイメージも比較してみましょう。ピアノは「高い」というイメージがありますが、新品のアップライトピアノで50万円〜100万円、高品質な電子ピアノなら10万円〜20万円で購入可能です。
一度買えば数十年使える耐久性があり、買い替えの必要はほとんどありません。ただし、引っ越しの際の運送費が高額になるというデメリットがあります。
バイオリンの価格は「ピンキリ」の極みです。初心者セットなら3万円程度からありますが、ある程度弾けるようになると数十万円、数百万円の楽器が欲しくなるのが弦楽器の常です。
また、子供の場合、身長に合わせて「分数バイオリン(1/16, 1/8, 1/4…)」とサイズアップしていく必要があります。成長のたびに楽器を買い替える必要があるため、レンタルを利用したり、先生から譲り受けたりする工夫が必要です。
大人から始めるならどちらがおすすめ?

ここまで難易度や特徴を比較してきましたが、もしあなたが今から趣味として始めるなら、どちらが良いのでしょうか。大人の習い事としての適性を考えてみましょう。
身体的な柔軟性と指の動き
大人になってから始めると、どうしても身体が硬くなっているため、バイオリンの不自然な構えに苦労することがあります。特に四十肩、五十肩の不安がある方にとって、左手を上げ続ける姿勢は過酷かもしれません。
その点、ピアノは無理のない姿勢で弾けるため、シニア世代から始めても身体への負担が少ない楽器です。指先を動かすことは脳の活性化にも良く、認知症予防としてピアノを選ぶ方も増えています。
ただし、バイオリンは指板を押さえる左手の指先が硬くなることで、繊細な感覚が掴めるようになります。最初は痛いですが、慣れてくれば指先の感覚が研ぎ澄まされていく喜びを感じられるでしょう。
過去の音楽経験による影響
もし子供の頃に少しでもピアノを習った経験があるなら、再開するハードルは低いです。鍵盤の配置やドレミの感覚は、大人になっても身体が覚えているものです。
逆に、全くの音楽未経験者が大人からバイオリンを始める場合、最初の数年は基礎練習の繰り返しになることを覚悟しなければなりません。「曲を弾いて楽しむ」という段階にたどり着くまでは、ピアノよりも時間がかかるのが現実です。
しかし、だからこそ「一曲弾けた時の感動」はひとしおです。大人のバイオリン教室では、簡単なアレンジの曲を使って、早いうちからアンサンブルを楽しめるような工夫もされています。
独学のしやすさとレッスンの必要性
最後に、独学が可能かどうかです。結論から言うと、ピアノは独学でもそこそこ楽しめます。YouTubeの動画を見たり、楽譜をゆっくり読んだりしながら、好きな曲をマイペースに弾くことが可能です。
一方、バイオリンの独学は極めて困難であり、おすすめしません。
変な癖がつくと音が汚くなるだけでなく、手首や首を痛める原因になります。弓の持ち方や楽器の角度など、客観的に見てもらわないと修正できない要素が多すぎるのです。バイオリンを始めるなら、必ず指導者のレッスンを受けることを強く推奨します。
定期的にレッスンに通い、先生とのコミュニケーションを楽しむことができるのも、大人の習い事の醍醐味と言えるかもしれません。
まとめ:バイオリンとピアノどちらが難しいかは目的次第
バイオリンとピアノ、それぞれの難しさと魅力について詳しく解説してきました。最後に、これまでの比較を整理してみましょう。
ピアノが難しい点:
・両手で別々の動きをする複雑さ
・膨大な音符の数と譜読みの処理能力
・一瞬で音が消える中で表現を作る技術
バイオリンが難しい点:
・音を出すこと、正しい音程を作ること(初期の壁)
・不自然な姿勢と身体の使い方
・繊細すぎる弓のコントロールと音色の維持
「すぐに曲を弾いて楽しみたい」「和音の響きを感じたい」という方には、入り口が広いピアノがおすすめです。一方で、「自分で音色を作り上げる喜びを知りたい」「オーケストラで誰かと合わせたい」という方には、苦労の先にある美しさが格別なバイオリンが向いているでしょう。
どちらの楽器も「簡単」ではありませんが、練習すれば必ず応えてくれる素晴らしい楽器です。難しさを恐れずに、まずは体験レッスンで実際の音や感触を確かめてみてください。あなたの心が「弾いてみたい」と震えた方が、あなたにとっての正解です。

